オーガニックお茶通信

過去から見る無農薬茶の杉本園:お通信No.25 2002年7月発行

みんなでハモネプ

お茶畑からこんにちは!

暑中お見舞い申し上げます。今年は桜の花も例年になく早く咲きました。

お茶も同じ様に例年にない早い刈り取りでした。

霜の害もなかったので、早いお茶工場では4月中に終わったところもあるくらいです。

『八十八夜』は5月2日でしたが、その頃にはお茶畑に新芽は既に無く『七十七夜』で売り出していたお茶屋さんもありました。

我が家でも10日ほど早くお茶刈りが始まりました。

ホームページから我が家を見つけて静岡あさひテレビが「八十八夜」のお茶特集の一つとして取材に来ました。

主人の無農薬茶についての話と、お茶刈りの様子を撮影していきました。

お爺ちゃんは「この忙しい時にそんなモンが来たじゃー、仕事にならんじゃーないか!」とブツブツ言いながらも親戚に電話を掛けまくり、当日は服を着替えて、カメラにくっついていました。が、映りませんでした。……残念!

 

お茶の香りについて以前も通信に書きましたが、お茶本来の青味のある香りと、火入れによる香ばしい香りがあります。

今年の家のお茶は、再製の段階で香ばしさが強く出ました。

有機の認証を取った事により、再製をして下さるお茶屋さんが変わったからです。

皆様からも「今年は新茶の青っぽい香りがないのね。」「お茶の香りが良くなったわ。」などとすぐに多くのご感想を頂きました。

これも好き好きなので何とも言えませんが「良くなった。」と言うご意見が多かったです。

私達としては今までの家のお茶と違うなと、チョット予定外でした。

栽培とともに製造、再製ももっと勉強しなければ……。

 

生産者 対 消費者?

この頃は、狂牛病や産地偽造など、農業関係の問題がたくさん出てきています。

農水省や政府の意見を聞いていると「今までは生産者重視できていた。これからはもっと消費者のことを考えなくては……云々」などと言っていました。

いかにも生産者が悪い事をしているような言い方でした。

まあ~、そういう人もいるでしょうけれど……農協にしても、農水省をはじめとする指導機関にしても経済効率を第一に儲かる農業を目指しています。

儲かる農業とは消費者の意向を捉える事が前提となっています。

消費者の要求はいつの間にか”見た目重視”という形で伝えられてきました。

(基本的には消費者も綺麗になっている方を取っているとは思いますが……)

流通や、指導機関の都合で消費者と、生産者の間が離れてしまったように思います。

また、値段の安い方重視、大量生産と言うことでコストダウンを図っています。

それらが異常な農業生産や流通のスタイルを作ってしまったとも思えます。

消費者は『生産者の都合で自分たちが犠牲になっている。』

生産者は『消費者の要求でこのような形になった。』と思っています。

ひと昔前は、都会でも農業が近くにありました。

今ではお互い距離が離れた事によって、情報も離れてしまいました。

極端?な事を言えば『都会の子供は土から野菜が出来るとは思っていない。』

これから大切な事は、生産者と消費者の距離が近い事だと思います。

場所的な距離が近いということでは無く、農家側から情報をもっと出して、消費者と直接話をする機会を増やす必要があると思います。

我が家にも自分のお茶畑だと思ってもっと見に来て下さい。

お茶刈り、草取り、などの農作業体験などは如何ですか?お待ちしています!

 

こ、これっていったい、なんなんだろう・・・?

実は、我が家は急にテレビづいてしまっています。

静岡あさひテレビのニュースの次は……突然、ふって沸いたテレビ出演。

それもあの目覚ましテレビ「みんなでハモネプ」の静岡予選の話です。

予選の5日ほど前にテレビ静岡から「えっ!?ハモネプ……?それも今週の土曜が予選!」電話を受けている主人は驚くやら、笑うやらで断っていました。

……が、ハモネプも知らない私達がやる事になってしまいました。

せめて形だけでもと、前日にはお爺ちゃんまで引きずり込んで「ちゃっきり節」の大特訓?

そして、問題のボイスパーッカションはお茶刈りにも来てくれている甥っ子に「どこかで習ってきて!」と三日前に無理に頼んでやらせました!

次男、三男は残念ながらバレーの試合、東京にいる長男は38.8度ほど熱があったようですが呼び寄せ、口紅をつけて茶娘姿にさせてのリードボーカルでした。

息子曰く、「ワッ!母さんそっくり!やだなー……」(--;

一番茶直後の一番忙しい時期だったので、練習は夜9時頃から2時間ほど、四男は眠い目を擦り擦り頑張りました。

他のチ-ムはとても上手で、私達は、お話にはなりませんでした。

特に私が「お母さん子供さんに合わせて下さい。」と言われる始末だったのに……ナゼ?

私達も信じられませんが『静岡県代表』に選ばれてしまい6/4の目覚ましテレビに生放送で映りました。

お茶畑で「大井追っかけ音次郎」を歌いました。

せっかく、このような機会を頂けたので、少しでもお茶の宣伝になればと嫌がる子供達にも「いい!みんなで頑張ってやれば、お茶が売れるかも知れないから!!」と私。

「売れる売れないは別にして無農薬のお茶を知ってもらえるのが嬉しい。」と主人。

多少思いは違いましたが、いざ!全国大会へ!

全国大会はフジテレビの『27時間テレビ』の中でやるようです。

7/6が予選(録画撮り)決勝まで残れば7/7にテレビに少し出られるようです。 

意気込んではいましたが『目覚ましテレビ』の各地域の代表紹介を見て決勝に残れる可能性はほとんどない!と、わかりました。  

全国大会まで後、一週間!……「……もないよ。」(←四男)

 

今は二番茶の刈り取り真っ最中です。

二番茶は農薬と化学肥料で取ると言われています。

周りのお茶農家は終わりましたが、家の畑は芽の出が例年通り今ひとつです。

お爺ちゃんとお婆ちゃんは、みんなとかけ離れて違うこの状態に怒りまくっています。

毎年この時期が一番激しいです。

♪~う( ̄○ ̄)る( ̄◇ ̄)さ( ̄0 ̄)い( ̄△ ̄)っ♪~

この頃も「オレはテレビなんか出んぞ!みっともなくて顔が出せるか!」と喚いています。

いつもの事なので、私達も「はいネ。お爺ちゃんの好きにしてくれていいよ。でも、みんなお爺ちゃんでもっているよね。とか、お爺ちゃんがメインだよね。って言ってるよ。」

……と言うと、満更でもないようで「オー、そうだいな。明夫さん(お爺ちゃんの親友)もそう言ってたい。おれンいンとしまらんそうだ。」

「うん。そうだよ、家はお爺ちゃんでもっているんだから、お爺ちゃんが我が家の要だよ!(^ー^* )フフ♪」

どなられつつも、我が家の二番茶とハモネプはこれからが最盛期です。

ど~なるんだろ……?

 

 

長男のちょっとした解説と補足

はい、やって来ました。ハモネプです(笑)家族みんな訳も分からず歌ってました。

予選だけで良いからと頼まれて出たら、本戦へ……

もう時効だと思うのでバラしちゃいますけど、「おい!聞いてた話と違う!」というと静岡は最初っからお茶などの名産を作ってる農家が勝ち上がる予定だったと……

おい、ちょっと待てと思いましたね(--;

お陰でまぁ色々楽しめましたが、ヤラセって本当にあるんだなぁ……と思いました。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!次回のNo.26もご期待下さい!