オーガニックお茶通信

過去から見る無農薬茶の杉本園:お通信No.13 1999年3月発行

タヌキ

お茶畑からこんにちは!

今年の富士山は例年より雪が少なく、なかなか五合目あたりまで雪をかぶった富士山を見ることが出来ません。

「あっ、真っ白くなった。」と喜ぶのもつかの間、2~3日内には上の方を残して黒っぽい富士山になってしまいました。

雪の降り方が少ないのか地熱で解けるのか…?

そして、三月になったとたん春霞で全く見えなくなってしまいました。

やっぱり下の方まで雪をかぶった雄大な雄々しい富士山を見たいな-って思います。

 

新茶に向かって我が家では…

二月下旬、畑では新茶のために肥料を振り、その肥料を土に混ぜる作業をしています。

日によっては吹いている風もすっかり”春の風”という日もあります。

啓蟄より一足お先にバッタも見かけました。キジも畑から飛びだしてきました。

お茶の新芽もすっかり準備万端で先が膨らみ始めました。

こうなると周りの人たちも「いよいよ待ちに待った新茶の時期!」とソワソワし始めます。

もちろん、我が家もしかり。

お爺ちゃんは「おとましいなー。今年はみんなと同じように出来るだかなー。いいお茶ンできるだかなー。」などと待ち通しくってたまらないのに、今までが今までなだけに、ぼやいています。

主人は「大丈夫だ、じいさん。今年は今までで一番いいお茶が出来るで!!」

……と、相も変わらず超心配やのお爺ちゃんと、超楽天的?な主人の会話が毎日続くのも、この時期ならではのものです。 

 

チョット不思議な体験をしてしまいました。

一月も終わりの暖かな日。

山の中の畑に一人で出かけたときのことです。

車で畑に着くとナント、タヌキが畑の道にポツンといました。

(えっ?タヌキって夜行性じゃーないの…)と思いながらよく見ると足と、身体の後ろの方の毛がありませんでした。

タヌキは車が近くまで来ているのに全く逃げようとしませんでした。

ずーっと私の方を見ているのです。

(なんか病気持ちみたい…、降りて驚かせてもかわいそうだし…、こられても怖いし…。)

などと車の中でしばらく見ていました。タヌキもしばらく私を見ていました。

見つめ合ったままでしばらくいましたが、後ろ足を片足ひきずって、ぴょんこぴょんこ歩き始めました。

1,2メートル行くと止まって、また私の方をずーっと見ているのです。

それを3回ほど繰り返すと道沿いに曲がって行き見えなくなりました。

あまりの驚きでしばらく車の中で唖然としてしまい、我に返ったときには自然に涙が出てきてしまいました。

(もしかして来て欲しいって事かナ-)と思いあわてて車から降りて追いかけたのですが、もうどこにもいませんでした。

ふと『ニンジンから宇宙へ』を書かれた赤峰勝人さんのビデオを思い出しました。

人間の食べ残した残飯を食べて毛が抜け落ち病気になったタヌキの説明がありました。

まさに、そのビデオのタヌキのようでした。これ通信に書こう!とその時思いました。

家に帰って私がワーワー言うので、「また始まったか。」と聞いていた子供達もシーンとしてしまいました。

三男だったか?四男だったか?「お母さん、タヌキは家の畑に休みに来たじゃーないだ。」と言っていました。

よくわからないけれどとてもジーンと来た出来事でした。

 

勝手にお便り  PART Ⅶ

前回の通信は書いている本人さえ訳がわからなくなり、うなりながら書きましたが、何人もの方に「読み応えがあってよかったよ。」っておっしゃって頂けました。

ありがとうございます。

 

保育園で栄養士をされていらっしゃる東京の渡辺さん

『命の五訓』はとても読み応えがありました。

このお話はコピーしてたくさんの友人に配らせて頂いたほどです。

(『三十路青年団』のCDも買われて)

…奥深い味のあるバンドだなって何度も聞いています。

小1、と小4の息子もハマっていました。

主任栄養士の平野さんは『命の五訓』をさりげなく生活面で実践されている素敵な方です。

最初にお茶を買って下さった方が平野さんです。

恥ずかしながら、皆さんもご存じのように私はチョンボ(ミス)ばかりします。

平野さんには何回もご迷惑をお掛けしています。

それにも関わらずいつも笑って許して下さいます。

また職場では皆さんでお茶にしてから仕事が始まるそうです。

 

東京の中川さん

「杉本園のおかみさん」などといつもひょっこり現れいろいろ教えてくれます。

今回も内容もいろいろ盛り込まないで、八分目くらいに書いておくと読みやすいです。

閉じ方が逆なので読みにくいです。との事でした。

ウーン確かにその通りだと思います。たまにしか書かないので欲張りすぎています。

(反省します。が、たぶんこれからもそうなるかも…)

スミマセン……読みにくいですか?読み方ですが、一枚の紙と思って下さい。

表を左、右と読み、終わったら引っ繰り返し裏にして左、右…というようにお願いします。

読んで頂くだけで嬉しいのに注文までつけてスミマセン。

 

保母さんをされていらっしゃる新潟の関さん

『食べもの文化』の本で杉本さんと知り合ったので、通信にこの名前が出てくると熱心に読んでしまいます。

通信に書かれていた伊藤さんって伊藤サヅさんのことかな?なんて想いながら読みました。

いつもこの方の記事にはひかれるものがあります。

 

福島の小学校で保健の先生をやっている橋本さん

電話でもつい長話をしてしまったのですが…保健室の隣の空いている部屋に、木の切り株や竹ををおいたり、子供達が授業で使った雲の絵を飾ったりと子供達の遊びやすい空間を作られたそうです。

通信を読んで子供の頃のことを思い出しました。

ちょっと忘れていた事を思い出させてもらえるホノボノとしたお便りも頂きました。

 

時期を通り過ぎたけれどチョット耳寄りな話 

橋本さんとお友達の広瀬さん(やはり保健の先生)から、ほとんど同時にインフルエンザ予防のためにお茶でのうがいについて聞かれました。

詳しいことはわからないので、近くの国立野菜茶業試験場の先生にお聞きしてみました。

お茶の持っているカテキンには直接インフルエンザウイルスをやっつける作用があるので、一日に何回もうがいをすると良いそうです。

また子供達が水筒に入れて学校に持って行くと色が変わるけれど、気になるようなら温めのお茶、もしくは効果は下がるけれどほうじ茶、番茶を……。

でも、この変色したお茶にも新たな殺菌作用があることも最近わかってきました。

ただし、茶葉を入れたまま一晩おいたお茶は、茶葉に菌が繁殖するので良くないそうです。

 

 

長男のちょっとした解説と補足

当時見かけるタヌキは、全て毛が抜けていて可哀想になりました。

その後何年かしてタヌキ見ないなぁ~と思ってた頃にイノシシが増えてきて、今もイノシシは元気です。

……元気に作物を荒らしています……。

最近また時々タヌキを見るようになりました。

もちろん毛がフサフサしています。元気な姿が見られて良かったです。

 

インフルエンザにお茶うがいは良いのは分かっていましたが、変色したお茶には更に新しい殺菌作用があるのを今知りました(笑)

今なら検索してくれば出てくるかな?

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!次回のNo.14もご期待下さい!