オーガニック日本茶通信

オーガニック日本茶通信:我が家のお茶ブーム!パウダー茶デビュー!

通信No.011「1998年08月」

静岡では例年よりも二週間ほど遅れて梅雨明けしました。

畑もこの二,三年の干ばつとは打って変わって、いつもジメジメしています。

暑いですが、蝉やウグイスの鳴き声を聞きながらの畑仕事は、なかなか気分が良いです。

先日、主人がストチューを掛け、私はホースを引っ張ったりして、主人が掛けやすいように手伝っていた時の事です。

ウグイスの鳴き声がしたので「ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ!とウグイスのまねをし、ホースそっちのけで一人、自然に浸ってしまいました。

気付いた時には主人は目の前まで来ていたので、慌ててホースを引き、引きすぎて主人までホースと一緒に引っ張られ、とても掛けにくそうでした。

(私はそんなに力があるわけでもないのですが、主人は細身です。どちらかと言わなくっても私は…です。)

八月も半ばに差し掛かると、いつの間にかウグイスの鳴き声が消え、代わりに赤トンボが畑の上を飛んでいました。今の私の仕事は草取りです。

草取りをしていると地面に落ちたお茶の実が、あっちこっちで芽を出しています。

このお茶の芽はいらないので抜かなくてはならないけれど、あまりにも可愛いのでそのままにしてあります。

畑に行くたびに大きくなって来るのを楽しんでいます。

時折吹く風が心地よくて、小っちゃなお茶の木がかわいらしくて、それだけの事なのに幸せを感じます。

 

我が家のちょっとしたお茶ブーム

皆さんとおつき合いさせて頂くようになってから「ほうじ茶」「番茶」「パウダー茶」と、家でもお茶の種類が増えました。

それまで「ほうじ茶」や「番茶」ましてや「パウダー茶」などは口にした事はありません。

深蒸し煎茶一本でした。それが今ではそれらを実によく飲むようになりました。  

数年前から子供の通っている小学校では水筒にお茶を持たせて通学させます。

O―157の影響や冬は風邪予防のうがいのためのようです。

冬は温かいお茶を持たせます。

ほうじ茶や番茶を持たせた所、味が変わらなくて美味しいと好評でした。

夏には氷を入れ冷たくして行きます。色々と代わりばんこです。

小一の四男はそれが嬉しくって毎朝「今日のお茶何?」とのぞきに来ます。

 

パウダー茶は主人のお気に入りです。コップに少量の牛乳を入れてからパウダー茶を入れ、茶筅でかき混ぜてから、牛乳を足して飲みます。

一時は何にでもパウダー茶を入れまくり、煮物にまで掛けて子供達に冷ややかな目で見られていました。

私はシンプルにパウダー茶を水に溶かしたのが好きです。畑から帰って飲む冷茶は最高!!

主人がパウダー茶とほうじ茶を混ぜて飲んだ所「なかなかいける。」とお爺ちゃんに勧め、お爺ちゃんにも気に入られていました。

(味覚は人それぞれなので良いとは思いますが、お爺ちゃんだけでなくお客さんにもこれを勧めるので、それがチョット……)

 

パウダー茶・ビッグサイト・デビュー!

東京のあの大展示場ビックサイトでパウダー茶を配りました。

といっても主人の勤めている会社が「国際食品工業展」にパウダー茶を作る機械『ボールミル粉砕機』を出展し、その時に「このようなものが出来ますよ~。」と『杉本園』の名前入りでパウダー茶のサンプルを配ったというわけです。

会社の人にパウダー茶でお客さんが口に出来るようなチョットしたお菓子でも作って欲しいと頼まれました。

以前「ふるさと自慢おやつ大会」で賞を頂いたお茶ボーロを義妹と子供達に手伝ってもらいサンプル共々ものすごーく沢山作りました。

その甲斐もあり二件の注文を頂きました。ありがとうございました。

主人はこの課ではないのにビックサイトに出掛け、お手伝いの旁、ちゃっかりとパウダー茶の宣伝をしてきたようです。

社長さんが現れ「なんだお前、ここで何しているんだ。」「えー、まあー。」「ふーん。」と、いつも自由気ままに動き回っている主人なので、またあいつ何かしているな!って思いながらもいつもの事だ、しょうがないか。

と見逃してくださる心の大きな社長さん、会社を抜け出しては、畑に来て無農薬のお茶を作っていられるのもこの社長さんのおかげです。

主人はお茶の機械を作っている会社で制御盤の開発の仕事もしています。

お茶作りと二足のわらじです。

パソコンを抱え、携帯電話を持ってお茶畑に出掛けています。

その為、畑仕事もしばしば中断。

そうかと思えば中途半端な時間に帰ってきて「今から畑に行く。」と急に言われ「えー…」と慌ててついていく私なのです。

 

勝手にお便り紹介

新茶のお届けが遅くなったにもかかわらず…

「今年も美味しいお茶をありがとうございます。このお茶が頂けることが最高の幸せだ。」

@滋賀の馬渕さんとは二十年くらいのおつき合いです。

無農薬に変わりお茶も以前とは全然変わったのに、ずっとおつき合い頂いています。

 

「待ちに待った”杉本園”のお茶が届きました。季節の味と香りがしました。ついでに茶殻を食べてみましたら、やわらかく弾力のある歯ごたえで美味しかったです。」

@釧路の長尾さんはあさつゆをとても気に入って下さっています。

 

「通信の”お茶畑からこんにちは”をコピーして店内に掲示させて頂いています。」

@浜松の坂田さんはお寿司やさんです。子供にエレクトーンを頂いたのがご縁です。

浜松まで男の子六人連れてお寿司を食べに行きました。(おいしかった…!!)

 

「パウダー茶は牛乳に溶かして氷を浮かべると色も美しく、味もまろやかで思わずおかわりをするほどです。」

@埼玉の須藤さん。

 

「パウダー茶でケーキを焼いてみました。子供達も喜んで食べました。園のおやつにもホットケーキに入れて焼いてあげようかなと思います。」

@福島の風間さん。

パウダー茶を多くの方に楽しんで使って頂けて嬉しいです。後こんなお手紙も頂きました。

 

「こちらも狭山茶の本場ですが、所沢のダイオキシン問題などがあり、影響はどうなのかと考えてしまいます。」

@埼玉の中島さんを始め何人もの方からこの話題を伺いました。

 

頂いたお手紙を読んで……

最近、お茶の肥料過剰、環境への影響がとても問題視されています。

静岡新聞でも平成茶考というコーナーでお茶の肥料が環境へ与える影響を特集しています。

牧ノ原台地の足元で不気味な色に染まる丹野池、このため池はお茶の化学肥料(窒素肥料)から変化した強酸性の硝酸態窒素が地下に流れ出し、魚はもちろん藻類や植物プランクトンも生息できない汚染された池になっています。

静岡と同じお茶の大産地鹿児島、枕崎市の千二百世帯では一億八千万円かけて硝酸態窒素を取り除く、浄水装置を設置しました。

これらの事例と共に全国茶生産団体連合会会長、日本茶業中央会副会長、鹿児島県茶生産協会会長とスゴイ肩書きを持った全国一六万農家のトップのお言葉です。

「肥料をやればやるだけ『良いお茶』が出来るが、今は”安全なお茶作り”を提唱し、ガイドラインを定めた。」と適正な肥料のやり方を強める。

静岡県も「茶園環境保全大作戦」で経済連、農協、肥料商組合の協力で、窒素肥料三,四割削減を図る。

試験場も品質に及ぼす影響や、地下水に及ぼす影響を調べはじめた。「現状を生産者自らが改善して行かなくては、窒素肥料の使用が厳しく制限され、茶業そのものが成り立たなくなる恐れがある」と農水省の試験場の言葉で閉じられていた。

これらの記事を見ると、やっと軌道修正を始めたか。

と良い方向に向かっているように感じられる。

果たして軌道修正だけでいいのだろうか?

 

 

お茶農家長男のちょっとした解説と補足

今ではほうじ茶や番茶を普通に飲んでいますが、当時はかなり新鮮でした。

緑茶は生まれてからず~っと飲んできましたが、ほうじ茶は出掛けたときに飲んだことあるくらいでした。

ほうじ茶=お茶という意識が無かったと思います。

父は今もパウダー茶好きですが、当時はホント異常な位に好きでした。

何にでもパウダー茶だったので正直ついて行けませんでした(^^;

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!次回のNo.12もご期待下さい!

無料のメルマガを配信中!

無農薬茶の杉本園の最新案内をいち早くお届け!
メルマガ限定お得情報無料お試し商品などもあるかも?

メルマガ登録はこちら!