オーガニック日本茶通信

オーガニック日本茶通信:お茶で生産者と消費者の輪が広がりました。

茶草場農法

通信No.004「1997年02月」

私達の周りは、おじいちゃんが段々と理解を示し始めてくれています。

他の畑や田圃も、今までの減農薬から今年は全面的にお茶もお米も無農薬で、やらせてもらえそうな様子です。(果たして、悪くなった時にどれだけ我慢できるかが問題ですが…)

 

徳島のEMグループの方と会いました。

四国はとてもEMの盛んな所だと前々からお聞きしてはいました。

いろいろとお話しているうちに、「お茶屋さんに行っても無農薬のお茶が少なくて、すぐに売り切れてしまいます。無農薬のほうじ茶はないんですか?」と言われたので、10月に収穫した大きめのお茶で、ほうじ茶を作ってみました。

ほうじ茶というのは初めてでよくわからないので、専門の方にお願いしました。

焙じた香りがよいと喜んで頂けて、とても嬉しかったです。 

今、この方を通して四国方面にも紹介して頂いています。

どのように受け入れて頂けるのかチョッピリ心配ですが、今年の楽しみです。

 

食べもの文化という本と出会いました。

今まで「自然食通信」を通して多くの方と出会いましたが、休刊になると言うのでガッカリしていたら「食べもの文化」と出会いました。

この本は子供と食べ物の安全性が主なテーマかな?と言う感じがしました。

主人は常々「安全なお茶をこれから大きくなる子供達に飲んでもらいたい。」と言っていました。

教育関係者もずいぶん読まれているようでしたので、読者の十字路というコーナーにこのように書いて載せて頂きました。

「園、学校等で飲まれているお茶は安いお茶だと思います。安いお茶は夏の前後に収穫されています。夏は害虫が多く病気も発生しやすいので、農薬を沢山使います。」と農家の仲間には悪いかなって思ったけれど、思い切って現状を書いてしまいました。 

この「食べもの文化」でも多くの方と出会わせて頂きました。

その中のお一人に、青森県の農業高校の家庭科の先生がいらっしゃいました。

その先生は「お茶はとても身体にいい物だと知ったから、これからお母さんになる生徒達に広げていきたい」とお茶について勉強されているようでした。

生徒さんとお茶を使ったお菓子を作って文化祭に出品したり、ご自分でもいろいろなお料理に使っているそうです。

お茶の効能についてもまとめてみたいと言われたので、家でとっている雑誌「茶」の効能シリーズのコピーをお送りしました。

このコピーは大学の先生の書いた難しい文だったので「子供達用にまとめるなら私でもわかるかもしれないので、まとまったら教えて下さい」とちゃっかりお願いしてしまいました。

このように新しい出会いがあり嬉しかったので「食べもの文化」の編集部にお礼の手紙とお茶を送ったら、なんと!!その手紙がまた載ってしまいました。

 

静岡県の消費者と生産者の対話集会!

2月1日!この日をとても楽しみにしていました。

お茶通信のツインメッセ編を作って持っていきました。

当日は230名位の人が集まり、午後からはいくつかの班に分かれて話し合いをしました。

テーマは“何でもいいから”とのことでしたが、不思議とどの班も無農薬と食べ物の安全性のことが中心でした。

私の班は皆が私よりも年上のそうそうたるメンバーでした。

無農薬野菜作り10年のベテランの男性や農林事務所の課長さんをはじめとして、県内でバリバリやっている生産者や消費者の代表のような人達でした。

富士山の麓で花を作っている方が「お茶は身体に良いって言うけど、あんなに農薬をかけて大丈夫?」といきなりお茶の話題から始まりました。

茶農家が何件か集まった共同茶工場でお茶を揉んでいる人達は「私たちは基準を守っているから大丈夫だよ」と言っていました。

伊豆でわさびを作っている人は「えっお茶ってそんなに農薬や化学肥料を入れるんですか!わさびはきれいな水だけでいいんですよ。」と驚かれていました。

行政代表の課長さんは「静岡県は、他の県にはない県条例で厳しくしています。それに抜き打ちの農薬検査もしているから大丈夫ですよ。」と言われていました。

消費者の方は「消費者が見た目の綺麗な物を求めるから悪いと言われるけど、見た目よりも安全な物を求める人も多いことを知ってほしい。」

無農薬ベテランの方は無農薬はいかに大変か話されて「国の基準がおかしいからいい加減な生産者が増える。」と活発な意見が交わされました。

全体の結論は「安全を求めていこう」「虫食い野菜もどんどん買って生産者を助けよう」「生産者、消費者交流をもっとしよう」などでした。

みんな良いことを言うし、当然の事だと思いました。

でも何か物足りなくて、ちょっと見るところが違うような……農薬は基準を守っても大丈夫ということは無く、化学肥料や除草剤をいっぱい使えばなお悪い。

畑にいて自然の中に浸っていると、お茶の木も一生懸命健康な木になろうと頑張っているような気がします。

虫達も草もそれを助けてくれているし、邪魔者ではないのにと思いました。

話してみて私が思っている以上に生産者と消費者が離れているんだなって感じました。

私達が感じたような温かい気持ちを感じれば、飲んで下さる皆さんの健康、子供達の将来、地球環境などに一歩踏み込んで考えることができるんじゃないかな?

目先の事にとらわれないで自分の問題として考えられるんじゃないかな?って思いました。

 

勝手にお便り紹介

新潟の大野さん「愛情をかけて作られたお茶に、気持ちがほっとします」と、お茶を送る度に優しい雰囲気のお便りを頂け、私の気持ちもほっとします。

千葉県の岡村さんとは同じ金谷という地名に住みます。「富士山を望む美しい茶畑が空港や道路の犠牲にされてはたまりません。私共の住む金谷の海がゴルフ場の乱開発で汚されていく事との共通点を残念ながら感じます」と、実は我が家から3キロ程の場所に空港ができ、家から10メートル前の茶畑を7メートルほど掘り下げて、そのアクセス道路ができます。(家の畑は空港とは反対側なので無事ですが……)

神奈川の小出さんには「この美味しさは皆様の根気強さとEMの賜だと思います。杉本園の通信はコピーして味のわかる方に配らせて頂きました。」と、京都の森川さんは「アレルギーの会の仲間に紹介します。」と、福島の森谷さんは「緑茶党になった気分で周りの方にも宣伝します。」と、皆さんのご紹介で多くの方に飲んで頂いています。

このような形で気に入って頂いた方々から、徐々に広がって行く事が一番嬉しいです。

神奈川の土井さんに「スーパーの粉末茶には乳化剤が添加されていました。杉本さんのお茶には入っていないのですか?」「えっ?」と私の方がビックリ、主人に「それが現実だよ」と言われました。

土井さんと手紙のやり取りをしていくうちに、お若いのにこの現実を真剣に考えられているので、励まされた想いがしました。

沢山のお便りに、お一人お一人お礼を言って歩きたい気持ちです。

皆さんの心のこもったお便りは私達の宝物です。本当にありがとうございました。

 

 

お茶農家長男のちょっとした解説と補足

97年も多くの生産者や消費者の方に会って、色々と勉強させて貰っていました。

家はまだまだ大変ですが、お爺ちゃんが少しずつ無農薬への理解をし始めてくれています。

父は我が道を行く!の人なので大丈夫ですが、母や僕たちは正直もう止めて欲しいなぁ~と思っていた時期もありました。

ですがお客様の声を聞いて頑張るか!と思い直して家族みんなで頑張ってきました。

 

ここまで読んで頂きありがとうございました!次回のNo.05もご期待下さい!


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